電気めっきとは?

特徴

電気めっき(電鍍)とは、めっきする金属が溶け込んだ溶液中に電気が流れる物体を入れ、電解により溶液中の金属を還元させ物体表面に薄い金属膜を形成させる方法です。特長としては、めっきする速度が速く、厚いめっきをすることが可能で、電気量でめっきの膜厚や合金めっきの合金比率をコントロールする事が可能です。
弊社では、金(Au)、パラジウム(Pd)などの貴金属めっきを行っており、高級感のある光沢や高い光線反射率を意匠目的としてご利用して頂いており、また、電気的特性・耐久性・安全性から電極などにもご採用頂いております。特にアルカリイオン整水器に用いられるチタン電極板には、弊社が得意としているチタン材上に直接プラチナ(Pt)めっきをする技術が採用されており、長期にわたる経験がめっき技術に裏付けされています。

【めっき金属種】

  • プラチナ(Pt)めっき
  • 金(Au)めっき
  • 金合金(各種Au合金)めっき
  • パラジウム(Pd)めっき
  • ルテニウム(Ru)めっき
  • ニッケル(Ni)めっき
  • クロム(Cr)めっき
  •  すず(Sn)合金めっき

特性と実績

装飾性

  • 眼鏡フレーム(Ti、Ni-Cu合金)
  • ブレスレッド、指輪、ネックレス(Ti、SUS、真鍮)
  • 楽器(真鍮)
  • 医療器具(真鍮、SUS)
  • 小物建材(真鍮、SUS)
眼鏡フレームの貴金属めっき
(金とパラウムの2色めっき)

機能性
◎チタン材へのダイレクトプラチナ(Pt)めっき

◎チタン(Ti)や超弾性合金(Ni-Ti合金)への銀ロー付け用ニッケル(Ni)めっき

  • 眼鏡フレーム部品(Ti、Ni-Ti合金)
白金めっきの電極板

耐食性

  • 水栓金具の部品(真鍮)
  • 配線端子の接点部
水道金具

貴金属めっきのカラーイメージ

※ 画像モニターやプリンターで印刷したもので見た場合、実際のカラーとは異なって見える場合が御座いますので、ご了承をお願い致します。

電気めっきについてのお問い合わせ先

<表面処理事業部>
Tel : 0778-51-5000 → 13
Fax : 0778-51-9024