電着塗装とは?

特長

電着塗装とは、電着塗料中で製品と電極間に電気を流すことにより、塗装皮膜を形成する塗装方法です。被塗装物が陽極か陰極かにより、アニオン電着塗装とカチオン電着塗装に分かれます。膜厚が制御しやすく、複雑な形状の製品にも均一に塗装膜を形成することができます。また水性塗料のため有機溶剤の使用量も少なく、VOC(揮発性有機化合物 Volatile Organic Compounds)低減に効果があります。

特性と実績

電着塗膜の特性


・塗膜の着きまわりと膜厚の均一性
・防食
・電気絶縁性

膜厚を均一に施した製品例
装飾性


・めがねフレーム(Ti、Ni-Ti合金、Ni-Cu合金)
・家電筐体(SUS、アルミ)
・釣具(SUS)
・屋内内装部品(SUS、真鍮)

めがねフレーム

電着塗装のカラーイメージ

※ 画像モニターと実際のカラーとは異なって見える場合が御座いますので、ご了承をお願い致します。

塗装膜との比較表(当社比)

項目/塗装方法電着塗装静電塗装吹き付け塗装粉体塗装
環境に対する安全性××
複雑形状塗装性×
エッジカバーリング性××
塗装均一性×
平滑性
総合塗装コスト

電着塗装についてのお問い合わせ先

<表面処理事業部>
Tel : 0778-51-5000 → 13
Fax : 0778-51-9024